英語の検定試験として有名な、TOEICとTOEFL。
特に英語を頑張って勉強している人でなくても、1度や2度は聞いたことがあるでしょう。
実際に受験した人も多いかと思います。
が、このTOEFLとTOEIC、イモリとヤモリのようですが、どう違うのかご存知ですか?
どちらの試験を受けたら、英語力の証明になるのでしょう?
toeicとtoeflはどちらも英語の試験として同じようなイメージで捉えられていますが、実は大きな違いがあります。
toeicとtoeflの比較
まずTOEIC。
これは”The Test of English for International Communication”
(インターナショナル・コミュニケーションのための英語テスト)の頭文字をとったものです。
この試験の目的は、英語でのコミュニケーション能力を測ること。
対してTOEFLは、
”Test of English as a Foreign Language”
(外国語としての英語テスト)の頭文字をとったもの。
英語を母語としない人が、英語圏の大学に留学して勉強できるだけの英語力があるかどうかを示すものです。
要するに2つのテストは、そもそもの目的が違うわけです。
ですから、TOEICでは日常会話を中心にした「リスニング」と「リーディング」の問題が出題され、TOEFLではよりアカデミックな内容の、四技能(読み・書き・聞き・話す)全てのセクションがあり、キャンパスでの友人同士の会話や、講義がそのまま英文となって出題されることが多いです。
TOEICとTOEFL 採点方法の違い
TOEICとTOEFLは採点法も違います。
従って、toeicのスコアをそのままtoeflに当てはめたり、その逆はできません。
一応基準らしきものはあり、一般には“TOEICの得点×0.348+296=TOEFLの得点”とされています。
この公式を使うと、例えばTOEICが800点の人のTOEFL換算値は574点ということになります。
しかし、2技能しか測らないTOEICと、4技能全てを測るTOEFLでは、単純に換算すること自体にあまり意味がありません。
また、これはペーパーテスト版のみでの話。TOEFLにはコンピュータ版もあり、それはまた違う計算式となっています。
TOEFLとTOEIC 就職に役立つのは
TOEFLとTOEIC 就職に役立つのはどちらか?
と聞かれれば、これは断然TOEICです。
TOEICや完全に日常会話を主体とした問題が出題され、それに則した点数がはじき出されます。
対してTOEFLでは、大学内で使われるアカデミックな話題が主体になります。
従って、当然ながら企業が社員候補として英語力を問う場合は、トーイックが基準になる場合が圧倒的に多いです。
まとめ
TOEFLとTOEIC、イモリとヤモリのようで今ひとつ違いがわかりにくいですが、上記の点を頭に入れ、どちらの試験を受けたらいいか決めてください。