静電気に悩まされる季節、冬。
車のドアに触ってはバチ!郵便ポストに触れてはパチン!
ひどい人になると、人に触れただけでバチリと来たり、電気のスイッチをつけると電球が飛んでしまう・・・なんて人も。
静電気対策には、体に溜まった電気をアースで地面に放電させるのが効果が高いです。
それが、静電靴。
静電靴とはどんなものか、普段履きできるデザインのものは、そして欠点について紹介します。
静電靴とは?
静電靴とはその名の通り、静電気を防止する靴です。
靴底に導電性のゴムを使い、さらに短い鋲が打ってあるので、これがアースの役割をして足裏から地面に静電気が放電され、体からも除去される・・・という原理です。
もともとが、「爆発危険区域」や「半導体工場(微弱な静電気でも壊れる恐れがあるため)」での作業のために使われている靴で、JISの規格があります。
『静電気帯電防止』の【JIST 8103】の機能を備えた靴なら、地面に電気を逃がす先があるので、ブレスレットなどの対策グッズより効果が見込めます。
車のドアを触ってはバチ!、金属に触れてはパチン!!と冬場の静電気に辟易している方は、試す価値ありでしょう。
静電靴 デザインのよいものは?
現場用の本格静電靴は、実はかなりゴツい仕様です。
現場仕事の方ならいいのですが、スーツの方にはちょっと合わない・・・。
そこで探してみたら、ありました!
革靴タイプ
JIS T8103一般静電作業靴に準拠した静電性能を持った、本格仕様の革靴です。
通気・換気機能もついているので、快適に履けそうです。
静電気に悩まされるビジネスマン向けですね。
スニーカータイプ
![]() XEBEC安全靴85109:エアーソールタイプー20:グレー |
こちらはスニーカータイプ。
静電靴というと多くが安全靴であり、作業現場以外で履くのは気が引けますが・・・。
これは完全に見た目はスポーツシューズ。
JIS規格準拠ではないので静電防止性能は少し劣るようですが、普段履きにもよさそうです。
静電靴はこんな場合効果なし
静電気防止に優れた効果のある静電靴ですが、弱点もあります。
それは、床の素材。
いくら靴から電気を逃がそうとしても、ゴムやウレタンなど床が絶縁に近い素材だと、靴から静電気を逃がすことができず、効果がありません。
普通は特殊な事情がないと床に絶縁素材を使うことはありませんが、念の為に静電気防止のキーホルダーなど、対策グッズも持ち歩けば、更に安心です。
まとめ
静電気対策に効果のある静電靴ですが、いついかなるときも万能ではありません。
体から少しでも放電する工夫をして、あの痛みから開放されましょう。