防災食の基準 フリーズドライやラーメン?お勧めは?

防災食の基準についてお話しようと思います。

私自身は先の震災でも直接被災することはありませんでしたが、登山が趣味で厳冬期の岩壁登攀などもしていたので、極限状況のサバイバルについては普通の人より知識も実際の体験も多く持っています。

その経験を踏まえて、地震や台風、洪水などの備えとなる防災食についてお話します。

防災食の基準

地震などに被災した場合、自宅・避難所・露天などなど千差万別の避難状況が考えられますが、話をわかりやすくにするために乱暴ですが防災食の基準を3つに分けてみます。

基準1:水なし・火なしで食べられる

津波や洪水の警報などで避難指示が出て、着の身着のままので避難先に辿り着いた。

こんな場合、最悪「水なし・火なし・電気なし」であると考えられます。この状態で食べられるものとなると、フリーズドライやインスタントラーメンは候補外です。防災食の代名詞のような乾パンものどが渇いてしまうので、水がない状況ではあまりお勧めではありません。

基準2:水あり・火なしで食べられる

避難先に水の備蓄はあった・・・というような状況。水だけで戻せるフリーズドライものはOK。インスタントラーメンは、この状況ではまだ食べられません。

レトルトものでも、使えるものと使えない物あり。白粥は冷たくても美味しく頂けますが、カレー類は暖めないと非常に不味いです。

基準3:水も火もある

被災後、電気と水道は止まったが家は無事、カセットコンロの火やペットボトルの水もある、といった状況です。フリーズドライやインスタントラーメンが活躍する場面です。暖かい食べ物は一番の元気のもとになりますから、非常時の食料として家庭に備蓄しておきましょう。

ここまでおよそ3日とみて、防災食の計画を立てください。

防災食にフリーズドライやラーメンはどう?

防災食というとまっ先に思い浮かぶもののが、フリーズドライやインスタントラーメンですね。

しかし上記の通り、フリーズドライ食品やインスタントラーメン・カップラーメンは水と火(お湯)があることが前提の食べ物で、基準1のような状況下では食べられません

基準3のような状況なら大変有用な非常食になるので、用意しておくべきものではありますが、「水なし・火なし・電気なし」で食べられる物が第1優先で、フリーズドライ食品はその後です。

ただし、最悪の場合ではフリーズドライやインスタントラーメンを生のままかじって食料とすることもできます(登山で経験あり、喉が渇きます)。

防災食のお勧め

基準1をしのぐための防災食、私のお勧めはゼリー状の栄養補給食品です。

喉が渇いた状態でも口にでき、体調を崩し食欲が無くても喉を通る、おまけにサバイバルに必要なカロリーも摂取できるからです。

また、チューブ入りのコンデンスミルクもお勧め。少しずつ舐めていれば、生存に要する最低限のカロリーを取ることができます。

乾パンやカロリーメイトなども防災食として一般的ですが、食べると喉が乾きますから、水の補給に目処が付いてから口にするようにしたほうがいいですね。

また少し重いですが、レトルト食品も日持ちがする上に、封を切ってそのまま口をつけて食べたりもできますから有用です。これも喉が渇かないように、薄味のものを選びましょう。お粥など特にお勧めです。

ということで、基準1の「水なし・火なし・電気なし」の当座をしのぐには、ゼリー状の栄養補給食品やチューブ入りコンデンスミルクが最も適しています。被災当日はアドレナリン全開で空腹もあまり感じないそうですし、1日1~2本あれば被災第1段階をしのげるでしょう。

まとめ

実際に登山であった例ですが、2009年の神奈川の丹沢山塊で「遭難10日、雨水で耐える」、2010年には埼玉の両神山で「あめ玉7個と水で2週間 30歳生還」・・・といったように、健康な人間なら、最低限の水さえあれば、1週間やそこら絶食しても死にはしません。

ですから、水の確保が最優先。

非常用の持出し袋は用意されていることと思いますが、家に「備蓄用」と「持ち出し用」のペットボトルの水を分けて用意しておきましょう。

3・11以降、防災食と呼ばれるものは様々な品揃えで売られています。上記基準の各状況に対応できるように考えながら、防災食を満遍なく準備してください。

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