不快な足のムレ・・・。
革靴を履いていると、足が暑くて脱ぎ捨てたくなるときもありますよね。
靴を脱いだ時の開放感?といったら。
なんとかこの蒸れを解消できないか、とは誰もが思うもの。
靴を履いている限り足の蒸れを『完全に防止』するのは不可能ですが、対策をすれば足ムレの軽減はできます。
足ムレ対策は靴下から
登山で使うインナーソックスに、高い撥水性をもつものがあります。
詳しい原理などは製造元のHPを見てもらうとして、
http://www.finetrack.com/layering/layering-socks.html
簡単にいうと、靴下をインナーとアウター、2枚重ねに履きます。
で、外側の吸水性の高いソックスに汗を吸わせ、内側の撥水性インナーで濡れを肌から遠ざける、というものです。
靴下を2枚も重ね履きしたらますますムレるではないか・・・と思いきや、これが不思議な事にドライ感が増します。
もともと通気性がほとんどない、ゴツい登山靴と合わせて使うためのものですから、ライトな通勤用革靴での効果はいや増すところでしょう。
雨で靴や靴下が濡れてしまった時には、さらに効果を実感します。
消臭効果があるというのも、うれしいところ。
このドライレイヤーソックスの上に、綿製の吸湿性の良い靴下を重ね履きして、足ムレ対策。
おすすめです。
足ムレはスプレーかクリームで元から断つ
足のムレの原因は、言うまでもなく、足から出る汗です。
ですから、この汗を抑えるのが蒸れ防止の第一歩。
足専用の制汗スプレーやクリームで発生元からの対策もできます。
「効果」でいえば、塗布するクリームタイプのほうが若干上のようです。
ただクリームだと塗るのに若干手間がかかるので、その点はマイナスですね・・・。
朝出掛けの慌ただしい時に、足にクリームを塗りこむのはちょっと手間ですし。
その点、スプレータイプは手軽です。シュッと吹き付けて終わり。
「手軽さ」でいえばスプレータイプですから、効果を取るか、便利さを取るかで選んでみてください。
足ムレしにくい革靴は?
足ムレしにくい革靴・・・。
革は若干の透湿性がありますが、そもそも汗の出る汗腺は足の裏に集中しています。
足の甲から汗って、かなないですよね。濡れるのはいつも、足の裏。特に指の股。
ですから、アッパー素材がいかに透湿性があろうと、大した効果は期待できません。
足ムレを軽減してくれる革靴は、靴底に湿気を逃がす工夫をしたものでないとあまり意味なし。
靴底に排気効果をもたせているのは、アサヒシューズの通勤快足シリーズと、ホーキンス ビジネスシューズ プレミアムクール
その周りなどで歩きが多い人はジャストサイズにするべきですが、主にオフィスにいてあまり歩かない・・・というのであれば、1センチ大きいサイズを買うと、通気効果が高くなります。
まとめ
不快な足のムレは、スプレーやクリームで派生元を断ち、靴下でも対策。
さらに通気性の高い革靴を履くことで、かなりの効果があります。
繰り返しますが、100%完全にムレを解消することは不可能です。
ただ、対策次第でずっと快適さが増すので、参考にしてみてください。