登山用の腕時計はえらく高いですよね。
1万円・2万円なんて当たり前。
でもそれって過剰装備だと、登山歴25年の私は思うわけです・・・。
もちろんファッションと同じで、高価なアウトドア用腕時計を登山に持って行っても、別に何ら批判にはあたりません。個人の自由です。
ただ、登山初心者で「登山にはこんな高い腕時計が必要なの?!」と思う方は、参考にしてみてください。
登山の腕時計は安いのでも問題はなし
私が実際に登山で使っている腕時計は、家電量販店で特売1,000円の安物の腕時計です。
当然ながら、高度計も気圧計も電子コンパスもGPSも付いてはいません。
ついでに言えば、「日常生活防水」。
でもこれで、不足を感じたことは全くありません。
私はこの1,000円の安もの腕時計でヒマラヤにもアンデスの高峰にも行きましたが、標高7,000メートルでも何ら問題なく動いていましたね。
それで今は、確信しています。
シンプル・イズ・ベスト。
登山の腕時計は、安物でも全然問題なし!
登山の腕時計に必要な最低限
私の場合、腕時計に求める機能はわずかです。
時間がわかるは当然として、その他は
●デジタルよりはアナログが好き(単なる好みの問題です)
●日常生活程度の防水性能
●夜間に時計が見られるように、バックライト付き
●目覚ましアラーム
これだけです。
これで厳冬期の冬山登山やクライミングもすべてこなしています。
高度計やら気圧計は、精度を要求すると設定やらメンテナンスやらが色々と面倒。
だいたい、地図がしっかり読めれば高度計もGPS必要なものではないですし、気圧計がなくても困ることなど全くありません。
電子コンパスよりオイルコンパスのほうが精度と耐久性が高いですし、腕時計で心拍数が測れるから何?ってなもの。
そういった機能は、結局は高価なオモチャです。
もちろんガジェット好きな人が楽しんで持つ分には何ら問題ないですし、それを否定するつもりも全くありませんが、登山には高価な時計は必需品・・・というわけでは、決してないですね。
登山の腕時計は腕にしない
腕時計というからには腕にするものですが、私は登山のときには腕にしません。
クライミングでは手首の動きを妨げるので邪魔。
縦走の時も汗がたまる感覚が嫌い。
ですから、ザックの肩ベルトにバンドを通して使っています。
時間を見たいときはすぐに見られますし、別にじゃまになることもありません。
雨で濡れたら壊れるんじゃない?
とお思いかもしれませんが、実際豪雨に打たれても壊れませんでしたし、ヒマラヤ7,500メートルでも全然問題なく動いていました。
ただ日常生活防水だと、パッキンが経年劣化して2年目ぐらいには防水が効かなくなりますが、そこは1,000円の安もの。
壊れたら気兼ねなく買い換えればOK。
私の場合、登山の腕時計は完全に「消耗品」扱いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はヒマラヤから裏山、日帰りハイキングから厳冬期の岩壁登攀まで、1,000円の安もの時計で済ませています。
登山を始めたけど、登山ようの腕時計ってこんなに高いのか?!
と驚いていた方、参考にしてみてください。