毎年のように猛威をふるうインフルエンザ。
インフルエンザで怖いことの一つが、大量の発汗や下痢、嘔吐による脱水症状です。
体にどんな症状が現れて、家庭でそれにどう対処したらいいのか・・・。
参考にしてみてください。
インフルエンザの脱水症状
インフルエンザの特徴は、高熱と大量の発汗です。
発汗そのものは体内からウイルスを排出するためにとても重要なことですが、水分の補充が追いつかないと、当然ながら脱水症状が出てきます。
汗の主成分は水ですが、体内に水分を取り込む働きを持つ電解質を含んでいます。
汗をかくことにより、体内の水分だけでなく、電解質などを含む体液を失った状態が、インフルエンザの脱水症状です。
脱水症状で具体的に体に現れる兆候は、唇の乾き。
こまめな水分補給は欠かせませんが、インフルエンザの一番症状が重い時は、スポーン1杯の水を飲むことも難しい場合がしばしばあります。
脱水で唇はカサカサに乾いているのに、少しの水分でも戻してしまい、どうしても体が水分を受け付けない場合もあります。
そういう状態が長く続くようであれば脱水症状から回復するために、早急に病院で点滴を打ってもらう必要があります。
インフルエンザの水分補給
インフルエンザの発熱による大量の発汗、または下痢や嘔吐によって、脱水症状の危険性は嫌がおうにも高まります。
その対策として、水分と電解質(塩分)をこまめに補給することが、インフルエンザの時には決定的に大切です。
しかし注意したいことは、正しく水分補給を行わないと、逆に脱水症状を進めてしまう場合もあるということです。
まずミネラルウォーターなどの純粋な水は、脱水症状のときに飲むと、体の電解質濃度をさらに下げて脱水症状を悪化させてしまいます。
また、電解質と聞くとスポーツドリンクを連想しますが、糖分が6~10%と濃すぎ、お子さんだと戻してしまう場合も多々あります。
インフルエンザの脱水症状から離脱するのに最も適しているのが、ORSと呼ばれる経口補水液。
湯冷まし1リットルに対し、砂糖40グラムと食塩3グラムをよく溶かすと、経口補水液はできあがります。
グレープフルーツ等を絞って少し味付けをすると、お子さんにも飲みやすくなります。
また、OS-1 という経口補水液も市販されています。
高熱による発汗に加え、下痢、嘔吐といった症状が見られる場合は、経口補水液早めに摂取させてあげてください。
吐き気が強く水分を飲むのも難しいときもありますが、スポーンで唇を湿らす事から始め、15分おきに根気よく、頻繁に水分を補充します。
まとめ
つらいインフルエンザの脱水症状。
しかし本当に重篤になることはあまりなく、普通は1週間程度で体調はもとに戻ります。
それまではお子さんもお母さんも辛い時ですが、愛情と根気で乗り切ってください。
コメント
ありがとうございます
今、息子がインフルエンザから嘔吐と吐き気がひどく、二日間ほとんど飲食できていません
息子も私もつらいです
でも、こちらのページに本当に重篤になることはあまりなく、と書いてあり、これから病院に点滴をしに行くのですが、落ち着いていこうという気持ちになれました
まだ、心配で泣きそうですが、がんばります
by ゆりー 2017年2月20日 7:41 AM
インフルエンザの症状がひどい時は、ほんとうに心配ですよね。早い回復をお祈りしています。
by KEN 2017年2月20日 7:57 AM