スノーシューを使った、スノーハイキング。
白一色の雪原に自分のトレイルをつけながら歩くのは、まさに非日常の世界。
スキーやスノーボードとはまた違い、スノーシューイングは「雪山の自然そのものを楽しむ遊び」です。
ガスバーナーでコーヒーを沸かし、白銀の世界を眺めながらランチタイム・・・などというのも、スノーシューイングならではの楽しさ。
でも、これからスノーシューを選ぶ人にとって、最初の???はサイズの選択。
「初級者の最初の一足」となるスノーシューはどのサイズがいいか、参考にしてください。
スノーシューの選び方 長さは何インチ?
スノーシュは主に22インチと25インチのサイズに別れますが、
結論から言います。
迷える初心者の最初の一足は、22インチの長さを選ぶといいでしょう。
なぜ22インチ?
25インチの場合のメリットは、サイズが大きい分浮力も高い(=ふかふかの新雪でも沈み込みが少ない)ことにあります。
逆にデメリットは、大きく重くなるので軽快に歩けないことです。
ですから大きな25インチサイズのスノーシューは、
「パウダー期の使用や、積雪が多い地域でのスノーシューイングがメイン」
であり、
「単独ラッセルの機会が多い」(他の人が踏み固めていない雪上を歩く)
場合に向いています。
しかし「最初の一足」を選ぶ初心者の方は、豪雪地帯には行かないでしょうし、ツアー参加がメインで、一人で新雪をかき分けるような場面も限られることでしょう。
また、スノーシューは「テイル」と呼ばれる補助器具で、22インチ→25インチと長さを伸ばすこともできます。
であれば、持ち運びや足さばきが楽な22インチのほうが汎用性も高く、最初の一足には最適なワケです。
スノーシュー選び あなたの体重は何キロ?
スノーシュー選びのサイズ選択ですが、使用するフィールドとともに、自分の体重と荷物の重さも基準の一つになります。
メーカーサイトを見れば、サイズ表と適応荷重が記載されているので、参考にするとよいでしょう。
適応荷重とは、自分の体重+荷物の重さの合計。
例えば自分の体重が65kgで、荷物の重さが10kgであれば、適応荷重は75kgということになります。
上記のスノーシューメーカーのMSRのサイトで見てみると、22インチ(+テイル)で対応できない場面は、「適応荷重102kg+で深さ76センチ以上の柔らかい雪」。
「大柄な男性が雪上キャンプ道具一式を背負って豪雪の山を歩く」、というような場合ですね。
初級者であればそんな使い方はしないでしょうし、小柄な女性であればなおのこと、小さな22インチさいずが向いていると言えるでしょう。
まとめ
雪遊びの新しいスタイルである、スノーシューイング。
「初めてのマイ・スノーシュー」は22インチサイズが適していることは、おわかり頂けたと思います。
あとは好みのデザインやメーカー、ビンディングの方式などを、「実際にショップでプロの店員さんに相談して」選んでください。